DTMソフト「VOCALOID2 キャラクター・ボーカル・シリーズ(CVシリーズ)」の第2弾「鏡音リン・レン」が発売になった。
「VOCALOID」は、ヤマハが開発した音声合成エンジンで、メロディと歌詞を入力することで、人の声を元にした歌声を自由に合成することが出来るというソフトシンセサイザー。そのエンジンの音声ライブラリに声優を起用し、イメージキャラクタを用いることで可愛らしい「未来のアイドル」をコンセプトに、クリプトン・フューチャー・メディア社から発売されているのが「VOCALOID2 キャラクター・ボーカル・シリーズ」である。
第1弾の「初音ミク」(CV:藤田咲)はその歌声とキャラクタービジュアルの可愛らしさからニコニコ動画で話題となったことで今までDTM(デスクトップミュージック)に興味の無かった人々の興味を惹き、1年間で1,000本売れれば御の字といわれるDTMソフト市場において発売2週間で3,000本という圧倒的な売り上げを見せた。その人気はDTMソフトのイメージキャラクターという枠を超え、DTMの専門誌で特集が組まれるだけでなく、「ねんどろいど」シリーズでフィギュア化されたり、コミック化されるなどの発展も見せている。
今回発売されたのは「キャラクター・ボーカル・シリーズ」の第2弾「鏡音リン・レン」で、1つのソフトに女の子である「鏡音リン」と、男の子である「鏡音レン」の2人分の声が収められており、「とかちつくちて」でおなじみの「下田麻美」さんが1人2役を務めている。この「1つのソフトに2つの声」という機能は、ジェンダーファクターと呼ばれるパラメータにより実現されている。このジェンダーファクターは、「ジェンダー」の名の通り、声に男性的、もしくは女性的な要素を可変パラメータとして設定しておき、そのパラメータを操作することでソウルフルな男性的な声にしたり、可愛らしいロリボイスにしたりすることが可能になっている。当然「鏡音リン」と「鏡音レン」のデュエットや、「初音ミク」とのコラボレーションも可能となっている。
ちなみにこの「鏡音リン・レン」は容姿やキャラクター設定から双子のように思われるが、公式設定では「双子、あるいは兄妹、姉弟といった設定は存在しない。鏡に映った自分の分身」ということで、初音ミクと同様、細かい設定を作らないことでユーザーのイメージや想像、歌わせる曲の雰囲気などによって自由に想像できるようになっている。あまりにも設定をつけすぎるとその設定の固定観念にとらわれてしまって自由な発想を阻害するということなのかもしれない。
公式設定は以下の通り。
「鏡音リン」♀
・女性、14歳、身長152cm、体重43kg
・得意ジャンルはエレクトロ&ロック系ポップス/歌謡曲-演歌系ポップス
・得意な曲のテンポは85-175BPM
・得意音域はF♯3-C♯5(得意なテンポ/音域は目安で実際には非常に広い範囲に対応)。
「鏡音レン」♂
・男性、14歳、身長156cm、体重47kg
・得意ジャンルはダンス&ロック系ポップス/歌謡曲-演歌系ポップス
・得意な曲のテンポは70-160BPM
・得意音域はD3-C♯5(得意なテンポ/音域は目安で実際には非常に広い範囲に対応)。
秋葉原のPCソフトショップではデモソングやプロモーションムービーなどを流しながら非常に大きく展開されていた。