AMDの新GPU「Radeon HD 5870」を搭載したビデオカードが秋葉原のPCパーツショップで発売となった。
「Radeon HD 5870」は、9月23日にAMDがRadeon HD 5800シリーズとして発表したハイエンド向けシングルGPU。下位モデルの「5850」もラインアップされており、Windows 7でサポートされるDirectX11にはじめて対応するほか、製造プロセスが従来の55nmから40nmに向上したのが特徴となっている。
基本性能は、ストリームプロセッサ数が1600基、テクスチャユニット数が80基、ROPユニット数が32基、コアクロックが850MHz、メモリクロックが1200MHz(データレート4800MHz)で、対応メモリはGDDR5(メモリインターフェイス 256bit)。演算能力は2.72TFLOPS(Radeon HD 4890は1.36TFLOPS)を実現したとしており、Radeon HD 4800シリーズの倍以上の性能となっている。
また、大幅なスペックアップを実現しながらも、アイドル時消費電力27W、最大消費電力188Wという効率性もポイント。このほか、Radeon HD 5800シリーズは、独自のマルチディスプレイ機能「ATI Eyefinity」を搭載しており、1枚のビデオカードで最大6台までのデジタル画面出力に対応する。
今回発売となったRadeon HD 5870搭載カードは、SAPPHIRE「HD5870 1G GDDR5 PCI-E DUAL DVI/HDMI/DP」、PowerColor「AX5870 1GBD5-MDH」、XFX「HD-587A-ZNF9」の3製品。
いずれのモデルも定格クロック/2スロット占有型のリファレンス製品で、クーラーは外排気タイプを採用。PCI Express 電源コネクタは6ピン+6ピン。搭載メモリはGDDR5 1GBで、ブラケット部の出力端子はDVI×2、HDMI、DisplayPortという構成。ディスプレイの同時出力は3系統となる。
価格は、SAPPHIRE「HD5870 1G GDDR5 PCI-E DUAL DVI/HDMI/DP」がクレバリー1号店で46,975円、TWOTOP秋葉原本店で47,980円、ツクモeX.で49,980円、T-ZONE PC DIY SHOPで48,680円、ドスパラ 秋葉原本店で51,980円。
PowerColor「AX5870 1GBD5-MDH」がクレバリー1号店で44,975円、TWOTOP秋葉原本店で47,980円。XFXがTWOTOP秋葉原本店で49,880円。
XFX「HD-587A-ZNF9」がTWOTOP秋葉原本店で49,880円、パソコンショップアークで49,900円。
なお、いずれのショップも初回入荷量は極めて少なく、瞬殺状態となっている。購入予定の人は、再入荷分や近日発売予定の新製品を狙うしかないだろう。
ちなみに、ソフマップ秋葉原リユース総合館では、PowerColor「AX5870 1GBD5-MDH」を使用した動画再生デモを実施。動画再生中の消費電力の低さをワットチェッカーを使ってアピールしている(再生中の消費電力は170W前後だった)。デモ機の構成は、AMD「Phenom II X4 965 Black Edition」、MSI「790FX-GD70」、3.5インチSATA-HDD×1台など。