Intelの「神様」こと天野伸彦氏が12月26日にソフマップ秋葉原リユース館店頭でトークイベントを開催した。
イベントは14時からの1回限定で実施。「ゆくCPUくるCPU」と題して、2009年の天野氏の活動を中心に、Intelの主な出来事を振り返った後、来年の動向を予測・解説するという流れで行われた。
天野氏が紹介した2009年の主な出来事は、Core i7(Bloomfield)の拡販活動にはじまり、イベントで披露して「社内でこっぴどく怒られた」という謎のスライドや、オヤジギャグだと承知しながらもアピールしたCore i7/Windows7などを紹介。また、今年の大ヒット商品となったIntel製SSDについても語り、「出荷停止騒動やファームウェアアップデート時の不具合などがなかったら…」と、2009年の反省点を振り返る場面も見られた。
続いて、話題は2010年のことに。来年はCPUのプロセスルールが32nmへと進化し、GPU内蔵のCPU「Clarkdale」(クラークデール/開発コードネーム)が年明け早々に登場するとアピール。またX58チップセット向けの32nm版は、「次のボーナス時期には出せていると思います」とおおまかな発売時期を語った。
Clarkdaleについては、「(GPUがCPUに統合されたことを指して)いい感じの場所に移動したので性能向上を期待できるかも?」、「(Clarkdaleの)ハードウェアデコーダー機能を利用するなら、WIndows 7のMediaPlayer(12)がオススメ」と紹介。ただし、天野氏自身は、「P55チップセットに1万円のビデオーカードを組み合わせたほうが好き」とコメントしている。
次に、X58チップセット向けの32nm版の対応マザーボードについて解説。従来モデルが対応するかどうかは、「ベンダー次第」とのことだが、Intel製のマザーボードに関してはBIOSで対応させる予定があるという。
このほか、スライドには「Tylersburg(Xeon)の逆襲かっ!」、「SandyBridgeは2010年にはないよ」、「SSDとLarrabeeについては粛々と…」天野氏の考える2010年のキーワードが提示された。とくにSSDに関しては、来場者からの「Intelから大容量のSSDは発売されるのか」という質問に対して、「えっ、大きい容量ですか? 小さい容量ではなくて?」と驚いた様子を見せ、「容量の大きなものがあったら素敵だとおもいますが…」とコメント。その後、意味深に「当分は粛々…ということで…」とつぶやき、今後のSSDに関する展開をほのめかした。